田麦俣の多層民家山形県鶴岡市。
東北一の面積に、海・山・川・平野とあらゆる自然が備わった、多彩な魅力を持つ庄内平野南部のまち。
昔から日本海、出羽三山、赤川、庄内平野の恵みによって、個性ある歴史を築いてきました。鶴岡市出身の作家藤沢周平氏の物語を読んでも想像できるように、城下町風情を残す情緒豊かな佇まいは、今でも鶴岡の街を歩くと、感じることができるでしょう。
また、西は42kmに渡る海岸線が続き、東側はぐるっと山に囲まれた地形は、それぞれの地域に暮らす人々に個性ある文化を根付かせました。

私たちの愛する郷土の原風景や生活様式は、歴史的な建造物と同じく「地域遺産」として誇るべき宝です。まもりびと.netプロジェクトでは、そんな地域遺産を、移り行く時代の流れに抗して守り続けておられる人たち=「まもりびと」にスポットを当てていきます。
取材を通して、今の地域コミュニティにおいて、早急に解決しなければならない課題がいくつか見えてきました。
中山間地域に押し寄せる少子高齢化の波は、ほとんどが高齢者の集落を作り出し、守られ続けて来た伝統文化を支えていく事が精一杯のところもあります。
それぞれの地域の中で支え合い、自然と共存しながら、生きてきた人たちがいなくなれば私たちは、伝統的で素朴なやり方で山や海の自然に触れたり、旬のおいしい物を自分で収穫して食べたりすることが出来なくなります。語り継がれてきたその地域の歴史を聞くことも、長く継承されてきた生活様式の素晴らしさを実体験することも出来なくなるのです。
歴史ある街についても、同じことが言えます。全国どこを歩いても似たような町並みになっていたり、中心市街地が空洞化し、商店街がシャッター通りになっていたり、、、
私たちは、森を、山を、街を、それぞれの地域を守り続けている人たちを「まもりびと」と呼び、私たちに自然の感動を与え、大地の恵みを与え、時には、現代社会では見失いがちな心までを与えてくれる「暮らしをまもる活動」を取材し、皆様にご紹介します。
一方、このサイトをご覧になる皆さんからは、「こんなものあったらいいのにね」、「こういうところに行ってみたいんだよね」などの声をお寄せ頂き、お互いのニーズを結びつけていける役割を担っていければと願っています。

